やまいもの投資

風見鶏トレーダーの株式投資日記

ゾゾ革命

ゾゾを買った。


ゾゾは、バリュエーション的にはとても高いが、アパレル業界に革命を起こす可能性が見えてしまったので、エイヤで買ってしまった。

革命というのは、こういった意味だ。

もちろん、データを握ることで、データを原油としたさまざまな方面へのビジネス展開が可能。顧客としても、自分サイズの服という圧倒的な価値を生み出す、といったことは、これまでも認識していた内容である。
しかし、こちらの動画をみたことで、新たな妄想が広がったのである。

https://www.youtube.com/watch?v=QXv34UAM_A8

このなかに、注文と同時に自動で工場にデータが送られて、一週間ほどで顧客の手元にとどく、とある。これって、もしかするとZOZOを通さないで、商品が工場から顧客ということも考えられる?で、そうなるとこの流れに、他のブランドも乗ってきて、ZOZOはアパレル業界の製造の部分も含めたプラットフォーマーになれる?
との未来が見えてしまったのである。

と、訳のわからないつぶやきをしてしまったが、順をおって説明する。

これまでのアパレル業は、各ブランドが商品を企画して、中国などの工場で大量生産して、百貨店などにばらまいて売るといった商流であった。

これが、ZOZO革命により、次の商流となる可能性を感じてしまったのである。

各アパレルブランドは、商品デザインを企画して、ZOZO上にそのデザインを登録する。顧客からの注文が来ると、顧客の体型データと、デザインデータがおくられて、そのデータを元に工場で製造し、顧客に直接発送する。

この商流になると、ブランドは商品の企画だけに特化し、製造機能、物流機能、販売機能をもたない完全ファブレスとなるのである。(現在も企画だけに特化し、その他機能は他社に委託していたが、この委託すらいらなくなるということである。)
そして、ZOZOは、より多品種の商品に自動製造の範囲を広げていきつつ、商品デザインの規格化をすすめて、外部公開していくのである。
そうなると、いままで各ブランドがとっていた、製造機能、物流機能、販売機能の付加価値が全部ZOZOにいくことになる。加えて、この規格化・外部公開がうまくいくと、アパレル界の民主化が起こる可能性まで秘めている。つまり、素人でもアパレルブランドになりうるのである。

もちろん、こんなことはすぐには起きる訳がないが、未来の方向性はかなりの確度でこういった方向性になるのではないかと思うのである。