やまいもの投資

風見鶏トレーダーの株式投資日記

一旦撤退だ

一旦撤退だ。

理由だが端的にいうと

休暇が欲しくなったということだ。

株式投資はむちゃくちゃ面白い。SNS上の仲間とのやり取りも楽しい。儲けも今のところ出てる。

しかしこれにのめり込むと純粋に儲けのためにできなくなるのではないかという懸念がある。
どんな相場でも資金をはり続け、やめるにやめられなくなる。休むも相場ができなくなる。そういった懸念だ。やっぱ、投資というのは損してまでやるものではない。これはどうしても譲れない原則だ。

もちろん、相場をはり続ける理由付けはいくらでもできる。経験を積むのだ、とか、マクロは無視せよだとか、金融収縮が起きなければはり続けろ、とか。
実際、金融収縮が起きなければはりつづける、を信条としてやってきてそれが合理的だとも思う。(自分のこれまで培ってきた投資脳的には)
熟慮を重ねて、休むも相場より、金融収縮が起きなければはりつづけるの信条のほうが上だ判断した経緯もある。

しかし、相場をはり続けると休憩ができないのだ。

ずっと同じスタンスで同じようなフレームでものを見ていると同じような結論になってしまい、視野狭窄に陥ってしまう可能性を否定できない。

はたから見ていて、とても滑稽なことをやっていても気づけないことになったりはしないか、それを恐れるのである。

今回の行動は、底で売っているわけで自分の投資脳的には全く合理的ではない。企業の成長にベットしていたはずなのに、業績が悪いわけではないのに相場を降りるのはどう考えても、自分の投資脳的には不合理だ。
今回のアマゾンの決算(※)だって、インターナショナル以外は、文句のつけようがない好決算だと思う。ここで売るのは、自分の投資脳的にはありえない。
(※)アマゾンの引け後の売られ方が今回の決断のきっかけだ。

一方で、自分の投資脳以外の脳が、休みなさい、と言っている。

思えばここ2年近くナイーブな普通の脳を投資脳に変容させるべく日々鍛錬してきている側面があるが、それに対して自分の投資脳以外の脳が、必死の抵抗を試みていると言えるのかもしれない。

たまには、自分の投資脳以外の脳の言い分も聞いてやる時間をもっても良いのではないかと思うに至った。

とはいえ、ここまで増殖した自分の投資脳を殺すつもりはない。というより殺すことはできないといったほうが正確だ。自分の人格に完全にビルドインされてしまったのである。


よって、今回の撤退の意味は、充電といった趣である。

そして1ヶ月後になるか2ヶ月後になるかはわからないが、投資とは違うことをするつもりである。一旦投資脳を封印して、別の脳を使って生活をしようと思う。リフレッシュできたと思ったらまた復活するつもりだ。

なお、撤退と言っても一応投資の火は完全には消さない。その意味で、少額のNISA分と401Kの投信は残しておく。